皆様に貢献する薬剤師であるために

我々薬剤師は、チーム医療の一翼を担っております。薬剤師には、専門職としての知識とチームを形づくる他の職種から信頼される人間性が必要となります。私たちは、そのふたつの熟成が最終的に患者さんのためになることだと信じ日夜、研鑽を積んでいます。その結果、地域に根差す薬局は病気の予防や健康をサポートする役割を担い、市民の皆様に貢献しています。

また薬剤師会組織としては市民の皆様の健康増進に寄与するべく旭川市の医療行政と密接に連携をとり小児科夜間急病外来に伴う薬局業務(旭川市委託事業、通称:準夜帯薬局業務)、小学生のフッ化物洗口事業への協力、薬物乱用防止教育への参画など専門性を活かした協力を行っております。更には災害時の対応についても旭川市と協力関係にあり、日本の中でも比較的、台風や地震による被害が少ない地域ではありますが、薬剤師会としての災害対応マニュアルを作成して万全を期して準備しています。

薬剤師会会長 嵯城俊明

学校薬剤師としては次代を担う子供たちへも積極的に関わりを持っています。世界には戦禍を被る地域、貧困から抜け出せない地域、安全な飲み水さえ無い地域が数多くあります。そこでは子供たちが「夢を持ち、努力できること」この当たり前と思えることが叶いません。偶然、平和な日本に生まれ、平和な家庭で暮らしていることを当たり前と思わずに自分を取り巻く環境に感謝をして、そして偶然にも許された「夢を持ち、努力できる」その可能性を寸分たりとも無駄にはして欲しくない。子供たちを思うそんな強い心も併せて活動の中で伝えています。